那須国造碑(笠石神社)
一生に一度は見ておきたい必見の国宝。
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▼Virtual View ⇒くるくる回して見てください
(“Googleマップで見る”で全画面表示が可能)
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■カオリのレポート |

那須国造碑(なすくにのみやつこひ)とは、日本三古碑の中でもっとも古く、国宝に指定されている石碑です。
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石碑は笠石神社の宮司さんが管理をしていらっしゃいます。
神社と言っても境内はなく、石碑を守るため代々近くに住んでいるのです。
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縁側に色々な資料が並べてあって、拝観料の500円を払うと宮司さんから説明を受けて石碑を見せて頂くことが出来ます。
今回、説明をして下さった宮司さんは代々石碑を守り続けてきた18代目だということでした。
19代目はもう働いていて、20代目はまだ学生ですと、嬉しそうにお話ししてくれました。
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石碑は草むらの中に倒れていたのを天和三年(1,683年)に発見され、石碑を保存するために、水戸黄門の「助さん」で知られる佐々介三郎宗淳の指示で碑堂が建立されたそうです。
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石碑の由来の説明が終わるといよいよ碑堂へ案内されます。
杖をつきながらも83歳とは思えないしっかりとした足取りで先導する宮司さんに、代々お守りしている誇りと威厳が感じられました。
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碑堂の中には8行19字、152文字の文字がしっかりと刻まれた石碑が鎮座していました。
とても1,300年も経過しているとは思えない躍動感ある文字たちは、何だか得体の知れない生命力さえ感じられて、カオリはとても感動しました。
これは一生に一度は見ておきたい国宝ですね。
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■基本情報
[電] 0287−98−2501 |
[所] 那須郡湯津上村大字湯津上430 |
[営] 無休 |
[料] 拝観料500円 |
[駐] 駐車場あり(無料) |
■地図(“拡大地図を表示”からルート検索が可能) |
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(カオリの注目ポイント)

石碑はオモテ面を下にして草むらの中に倒れていたのを発見されたということで、だからこそ文字の保存状態がとても良かったということです。
日本にたった4つしかない石造物の国宝の中の一つで、とても貴重なものです。
それを先祖代々お守りしているという宮司さんのご先祖様には、尊敬の念を抱きます。
石碑に刻まれた文字は、まるで時空を超えた手紙のようでロマンがありますねー。
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