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| カオリのOL日記...那須高原観光バーチャルツアーズ |
増刷か? 改訂か? |
| 06/22 (火)
担当した本の在庫が僅少になってきたため、増刷をすることになった。 で、著者に連絡をしたところ、
「新しい知見がある部分もあるし、それに書き足したいこともある。」 とのこと。 増刷といえば、誤植と奥付だけを直してブイブイ刷るモノなのだが、これでは改訂。 書き足してページ数も増えてしまうと流通で混乱してしまうので、まったく別の本という認識で取次や書店さんに認識してもらわないといかんのだ。 ただし、そんな本は嫌われるから、いっそ、今ある在庫はすべて処分して新版と混ざらないようにしないといけない。 しかし、処分するにはちょっともったいない程の在庫数、それに今から改訂原稿を作っていたのではたぶん2ヶ月後には在庫が不足する・・・という予想のため、間に合わない。 ああ、まったくー。 ここで登場、詐欺師トーク・・・。 「いやー、これは素晴らしい本ですから、是非、私も担当者としては改訂したいのですけれども、在庫数と売れ行き予想とのカラミで、営業部からは今回はどうしても増刷ってことでお願いしたいということで、私の力が及ばずすみませんが、まあ、私としても、そんな一部分の改訂じゃもったいないので、いっそ全面改訂ってことで、先生にはじっくりと改訂の原稿を書いていただいて、それで、まあ、来年あたりゆっくり制作して、再来年に売り出すっていうことで、だから今はそれまでのツナギの部数だけを割り出して増刷して、それをどうにか売り切るように営業かけさせて、やはりなんといっても素晴らしい本ですから、そういうふうにしたほうがいいと思うわけですよ。」 と、句点の入らない、わけのわからないセリフ(しかも責任回避)をまくしたててみたりする。 「じゃあ、とりあえず、今回はそれでいいや。で、頑張って今日から原稿書き始めますよ。」 「えええ? 先生、今日はお疲れでしょうから(意味不明)、今日の所はゆっくりとお休み下さいませ。年が明けたらでもよろしいかと・・・。」 「年が明けたらって、僕の今日はそんなに長くないよ。すぐ書けるから。」 「いやー、それだと在庫を売り切る時間がないんで、ゆっくりでいいんですよ。再来年の春に発売ということで。」 「もう少し早く発売してよ。」 「その辺は検討させていただきます・・・。それにしても、全面書き直しということだと、ほら、心臓のあたりももう少し力を入れた方がいいのではないかと思ったりしますが。」 「ああ、あのあたりはね、僕は専門外だから。」 「あ、A先生に頼んでみるというのは・・・。」 「ああ、彼なら詳しくていいね。」 「私の方からお声掛けしましょうか・・・?」 「いや、僕が頼むよ。内容のこともあるしね。」 「それじゃあ、そういうことでよろしくお願いしますよ。折りをみて、私からも連絡してみますから。」 A先生が原稿が遅い先生であることは言うまでもなく、こういう謀略をして再来年になっても原稿が入らないとかで自分の首を絞めることにならないか・・・一抹の不安はあるが、とりあえず今を凌ぐ刹那的なカオリであった。 そしてまた、A先生はかなりのイケ面のため、遅れた原稿を取りに行ったりするのもまたヨシ、とも考えている。 ちっとも真面目に仕事してませんなぁ・・・。
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