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Power Mac G4 静音化の話

買っちゃいました〜、Power Mac G4。1GHzのCPUが2つもついてる頼もしいマシンです。今までずぅーっと古いマシンで我慢してきましたが、ここにきてやっと買い換える決心がつきました。特に『Xserve』アーキテクチャの採用は凄いです。個人レベルで使うPCにサーバー用のアーキテクチャを惜しげもなく使ってしまう?さすがアップル様。ですが、実はサーバーマシンを個人宅で使うには若干の問題点があったりもします。

これは・・・掃除機?

そう、実は電器店の売り場やオフィスでは気にならないのですが、個人宅に新型Power Mac G4を設置すると、もの凄い音がひじょ〜に気になります。その騒音はまさに掃除機並みです。立ち上げてから20秒ほどはアイドリング状態なので静かなのですが、そのあとが「バリバリ働くぜ」って感じでもの凄い音で唸り始めます。「何でこんな音がするんだろう?」と試みに側面パネルを開けてみると真ん中に超巨大なファンがありました。それはまさに掃除機並み。「なるほど、これでは音がするのも仕方ないわねぇ〜」と一応の納得をしましたが、「ゴォー」という唸りを上げるマシンと同じ部屋の中にしばらくいると耳がおかしくなってきます。会話も普通の声ではできませんから、怒鳴るような大声で話します。うーん、これは何とかせねばなりません。

筐体への細工

始めに考えたのは通常のPCマシンで対策するように筐体への細工です。ケースの内側に防音素材を貼るとか、排気口にぶつかる音を減らすためにスポンジを貼るとか。とにかく試してみるしかありません。まずはケースの内側に防音素材を貼ることですが、側面パネルを開けてみれば分かるのですが、中には基盤がビッシリと詰まっていてとても防音素材を貼れるようなスペースは残っていません。唯一考えられるのは側面パネルの外側のプラスチックケースを外してその内側に防音素材を貼ることですが、破壊してしまいそうなので止めました。排気口にスポンジを貼るのは容易なのでパーツ屋さんで売っていたものを買ってきて貼り付けてみましたが、効果は・・・。却って排気が邪魔されてケース内の温度が上がる為か、温度を感知して自動で回転数を調整するファンが余計にうるさく高回転をしているようです。排気のときの音が少々小さくなったとしても、そもそもファンの回転数が上がってしまうのでは全体としては余計にうるさくなりました。「うーん、こんな小手先では通用しないじょ。さすがサーバーマシンと化したマック。まったくあなどれないじょ」

ミニサーバールームの作成

筐体への小細工はあきらめて、マック全体を自作のサーバールームに入れてしまおうと考えました。市販のオーディオラックを買ってもいいのですが、きっとサイズが合うものがないでしょう(PCを入れる用にはできていないでしょう)。それなら、自分で作っちゃえという訳です。幸い、カオリの部屋には大きな本棚があります。その一番下の板を調節して、マックが入るスペースを確保しました。あとは近くのD.I.Yセンターで化粧板を買ってきてフタをして、ROMの取り出しができるように扉をつけて、内部にはXETOROの吸音シートを貼り付けました。熱気がこもるといけませんから、8センチのファンを買ってきてマック本体から電源をとって回すようにしました。もちろん吸気口もきちんと確保しました。その効果は・・・絶大です!ほとんど音がしません。これならカオリが買ってきたお気に入りの環境音楽も余裕で聴きながらマックいぢりができそうです。るんるん。

Power Mac G4 静音化のポイント

きっと、カオリのように掃除機並みの騒音に悩んでいる方も多いと思いますので、静音化のポイントを整理しておきましょう。少しでも問題解決の助けになれば嬉しいです。
  1. 筐体への小細工は諦めるべし。  
    →Power Mac G4に小細工は通用しません。何せ掃除機並みの騒音なのですから、少々排気や気流の流れを調整してみたところで何の効果もありません。
  2. 本体まるごと箱に入れましょう。
    →カオリの場合はたまたま本棚の最下段を整理してうまく収まったので、化粧板を買ってきてフタをすることでミニサーバールームを作成することができました。それができない場合でも基本は本体をまるごと箱に入れてしまうことです。はっきりいってそれ以外に方法はありません。
  3. 吸音シートを活用しましょう。
    →箱に閉じ込めただけではまだ不十分です。箱の内部で音が反射してしまうため、まだ結構な音がします。そこで箱の内部にXETOROの吸音シートのような「吸音シート」を貼り付けましょう。防音ではなくて吸音です。箱の内部で音を吸収させてしまう訳です。
  4. 排気と吸気は必ず確保しましょう。 
    →空気の流れを確保しないと温度が上がり過ぎて大事なマック様がご臨終してしまいます。くれぐれも空気の流れだけは確保しましょう。お薦めは排気口にファンを取り付けて行なう強制排気による計画換気です。
さあ、これで快適な環境でマックをいぢれます。快適、快適。みんなの参考にもなったかな?

本棚の一番下を化粧板で囲ってミニサーバールームを作りました。右下の穴が吸気口で、左上の穴が排気口です(いずれも直径70ミリ)。また、右下の穴の下には補助の吸気口も細長く空いています(15ミリX270ミリ)。吸気は前面パネルの下側から、排気は背面パネルの上側からという原則を守れば、ポイントを押さえることができると思います。切断及び穴あけは、近くのDIYセンターで資材を購入した時に寸法を言って作業をしてもらいました。数百円でお願いできるのでとても重宝です。
ROMの取り出しと電源スイッチを押せるように蝶番を付けて扉にしました。左右と上と前後の計5面にXETOROの吸音シートを貼り、下にはゴム製の防振シートが敷いてあります。
側面板も取り外しができます。カポっと取れます。取り外しがしやすいように取っ手を二つ付けました。側面板内側の上と下に2つずつ、ローラーキャッチを付けて、必要な時だけ少し力を入れれば取れるようにしました。
内部にはこのようにマック様が鎮座されています。
排気口には8センチのファンを取り付けて積極的に中の暖かい空気を逃がすようにしました。電源はマック本体内部から取り、電源ONで連動して動くようになっています。ハードディスクの電源をとるのと同じ要領です。排気口に取り付ける8センチファンは多少高くてもなるべく静かで、かつ回転数の大きいものを選んだ方が良いでしょう。また、Mac本体内部の空気の流れを良くするために、使用しないのであれば、Ultra ATA/66×2台のラックを取り去ってしまう方が良いでしょう。空気の流れを良くすれば、Mac本体内部の熱が上がるのを防げるため、温度で可変する内部ファンの回転数を抑えることができて、さらなる静音化が期待出来ます。


作業上の注意事項

注1)吸気口はきちんと確保し、かつ強制排気をしましょう。
カオリの場合は直径70ミリの丸い穴と、15ミリX270ミリの長方形の穴を吸気口として確保しました(前方の下側)。排気口は直径70ミリの丸い穴に8センチファンを木ネジで取り付けました(後方の上側)。初めは8センチファンを取り付けずに使用していたのですが、内部に暖かい空気が充満してかなり暑くなったため、危険を感じました。強制排気をするようにしてからは内部が涼しく保たれています。暑くなり過ぎると電源が飛びます。電源が飛ぶと全く起動できなくなります。しかも電源は高額です。強制排気は必ず行ないましょう。

注2)ミニサーバールームにマックを入れると動作音がほとんど聞こえなくなります。
そのため異常があっても容易には気が付きません。たまにマック本体のファンがきちんと回っているかどうかを確認するようにして下さい。特に電源ファンが回っていないと電源がすぐに壊れてしまいますのでご注意下さい。

注3)ご自分で実践される場合にはあくまでも自己責任で作業を行なって下さい。
ちなみに、カオリはこの静音化を実施してからすでに半年間マックを使用していますが特に問題は起こっていません。

それでは、皆様のご健闘をお祈りしております〜。(^ ^)v byカオリ


よくある質問(Q&A)
  1. XETOROの吸音シートを探しているのですが、どこにも売ってません。どのような所で購入できるのでしょうか?
    →ビックパソコン館や秋葉原電気街の主要パソコンショップで売られています。

  2. 木箱を作ったのですが強制排気を怠ったため、最近暑くなってきて調子が悪いです。排気ファンをつけた方が良いでしょうか?
    →ファンは必ず取り付けた方が良いです!電源が飛んだら高く付きますよお〜。後悔先に立たず、転ばぬ先の杖です。

  3. 排気ファンの電源をHD電源からとる事が可能なのでしょうか?具体的にどの端子からとるのか教えて下さい。
    →ファンはあらかじめケーブル端子が付いているものを購入します。無理やり電源をとるのでケースを閉じたときに電源ケーブルがはみ出ますが、ミニサーバールームに入れてしまいますので大丈夫でしょう。

  4. 縦600ミリ、横400ミリの箱の中にマックを入れました。8センチファンも取り付けたのですが、なんと熱がこもり過ぎて、起動しなくなってしまいました。暫くしたら無事起動が出来ましたが、カオリさんはこんな経験ありませんか?8センチファンの性能の問題でしょうか?
    →幸い、カオリにはそのような経験はありません。8センチファンの性能には大差は無いと思いますが、心配であれば回転数が大きいものに変えられた方が良いでしょう。なお、8センチファンは静音を意識しすぎると回転数が小さいモノを選ぶことになってしまいますので、カオリのお薦めはそこそこの回転数でそこそこの静音の8センチファンです(その後のご報告で「実は吸気口を開け忘れていた」ということで、吸気口をつけたら問題なく動作するようになったとのことです)。


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